2011-07-26

幻……ではなかった

季節が春を迎えてからしばらく、
近隣探検の意味もあって、朝に散歩をしておりました
(現在は暑いので中止、代わりに夜歩くことも)。

そんなある日、住宅街で見つけた小さなお稲荷さま。
名前を見ると「美術稲荷」とある。
おお、美術を守るお狐さまがいるのか、と何だか感動。

しかし、なぜかそれ以来、
その稲荷にたどり着くことができずにいたのです。
この辺りだったような、と見当をつけて歩いても
どこにも赤い鳥居が見当たらない。
ううむ、キツネに化かされたか……。

そう思っていたら先日、偶然の再会を果たしました。
やはり幻ではなかったよお、とホッとひと息。


由来書きを読むと、美術、芸術の守り神というわけではなく、
ご神体である白狐が美しく、
しかも術にすぐれていたことがが名前のモトでした。


松本にはこの美術稲荷みたいに、
「こんなところに?」と思うような住宅街などに、
小さな祠や稲荷があったりします。
このサイトでも、そんな小さな守り神たちの住まいを探訪した様子が見られます。
おお、美術稲荷も載っているではないか!

その美術稲荷を守っている猫にも会った。
昼寝の邪魔をしてすまん。(ÄwÖ)


2011-07-19

強いぞ、松本城



海の日を含む三連休の真ん中の日曜日。
に参加してきました。

背景にあるのは、6月30日に松本市を震源とする
マグネチュード5~6の地震が発生したこと。
「松本城にもヒビが入った」と声高に報道され、
あたかも「やられた! もうダメだ」という印象を与えましたが、
いやいや逆ですわ。表面程度のヒビで済んだわけで、
松本城がいかに堅牢なのかがこれで証明されたんですよ……
ということを広く知ってもらうのが、今回のテーマというわけです。


太い梁がいたるところを貫く城内部。
ツアーでは普段観光客が入れない部分まで潜入し、
建築構造の特徴をたっぷり見せてもらいました。

松本城は特にインテリアうんぬんより、
“いかに強固であるか”が追究された建物なのだなあ。
だって襖絵とかで彩られたゴージャスな部屋はほとんどないし、
全体的に質実剛健な印象。
ちなみに写真の梁に入っている金属の補強は、昭和の大改築で成されたもの。
時代が進むごとに、堅牢性が高まっているようです。


各種メディアでとりあげられた、乾小天守(いぬいのこてんしゅ)のヒビ。
しっくいの表面5mm程度に入っただけであることは、
実際見ればすぐわかります。
壁が揺れを吸収したために生じたわけで、いわゆる「よいヒビ」ですね。
建築を学んでいた人から聞いたのですが、
建築学的にはヒビにもいちいち名前があり、
しかも「よいヒビ」と「悪いヒビ」があるそう。
……また聞きのアバウトな話ですみません。

以前、また別の建築家から「城って建築史から冷遇されてて、
大学とかでも触れる機会がほとんどないんですよ」
という話も聞いていたのですが、なかなかどうして、
城建築はかなり考え抜かれた試行錯誤の結晶であることが、
今回参加してみてよ〜くわかりました。
建築構造の視点から松本城を見る、よき機会でございました。

おまけに、松本城の応援に来ていた「ひこニャン」や「アルプちゃん」に
会うこともできたわん。写真は手を引かれて歩く「あるくま」。


楽しかったな〜。(ÄwÖ)

2011-07-11

松本の七夕

月遅れ(=8月7日)で七夕を祝う松本。
7月に入りはじめた頃から8月初旬まで、
街の至るところに七夕人形が飾られています。

七夕人形……なじみのない人も多いかもしれませんが、松本市では、
願い事を書いた短冊の笹飾りより、男女1対の七夕人形の方がポピュラーです。

そしてこの人形には主に2タイプがあります
(厳密にはもっとバリエーションがありますが)。




ひとつはこの押し絵雛みたいなもの。城下町である松本では、
武家の子女の趣味として、こうした押し絵人形が発達したようです。





そしてもうひとつのタイプが、着物をかけて飾る衣紋掛けみたいな人形。
これまた押し絵職人によって発展したようです。


こうした七夕人形については、松本市の文化財を紹介するサイト「松本のたから
に詳しい記事があるので、興味のある人はのぞいてみてください。

いずれにせよ、あちらこちらの店先や家の軒下に
こうした七夕人形が飾られはじめられると、
「本格的に夏だわ~」と思えます。(ÄwÖ)

2011-06-02

ラスト美乃屋

女鳥羽川と平行に伸びる六九商店街。
かつては黒川紀章デザインのアーケードが覆いかぶさっていたが
今は取り払われ、明るくのんびりした雰囲気が漂う。

そんな六九から移転し、現在はあをぐみのホントすぐ近くに位置する
和菓子屋の『美乃屋』さん。創業100年を超える老舗である。


その老舗が5月いっぱいで営業を終了した。
最後の日は店前に長い行列ができていて、”美乃屋渋滞”まで発生。
終了を惜しむ人々がいかに多いかがよ~くわかった。
写真は、そんな「美乃屋最後の日」をとらえたものです。

走り出してまだ数ヶ月のあをぐみから見れば、
100年以上も営業し続けていたこと自体が驚き&敬服の対象。
特に飲食関連の店がそこまで続いたことには、
単においしいだけじゃない、いや、それ以上の理由があったはずだから。
そういう、えもいわれぬ「何か」を、
あをぐみはしっかり考えていかねばならんのよ。
老舗の閉店に学ぶところ多し。

それにしてももうぱんじゅうが食べられないなんて~。
脚をバタバタさせて悲しみたい気分。
さようなら、そしてありがとう美乃屋。(ÄwÖ)

2011-05-26

ツルヤ love

松本に引っ越してきてよかったことのひとつ。
ツルヤに出合えたこと。

ツルヤは長野県内に展開してるスーパーマーケットですが、
品揃えがいいんだ、実に。
買い物に行くたび、バイヤーのセンスに敬意と感嘆を評さずにいられなくなります。


本日の戦利品の一部。
おっと、猫がじゃまなのでもう一度ひとつ一つ紹介。


まずはねば塾の手づくり石鹸。
廃油でつくられた固形石鹸ですが
これを扱っているスーパーが在ることにまず驚き。

というのもねば塾は、
廃油を集めるところからはじめるような
スローな手づくりを貫いており、
スーパーのように太い流通網に乗るタイプの
ものづくりをしている施設ではないからです。

こういうのを見つけて、しかも継続して扱っているところに、
バイヤーの底力とセンスを強く感じます。


つぎは小諸のシャルドネ(ワイン)。
ツルヤのオリジナル商品ですが、
製産は長野県小諸市のマンズワインが担っているよう。
白はシャルドネ、赤はメルローが揃い、1400円弱という値段も魅力です。

こういう限定の県産ワインを揃えているのも素敵ですが、
「ううむ」とうなるのは、
エチケットに栽培者、栽培地、醸造履歴、醸造地はおろか、
びん詰場、醸造責任者(サイン入り)までもを明記しているところ。
つまりこのワインの素顔と人生が、
赤裸々に語られているのです、ここで。丸裸ですわ。

こういう透明性から、ものづくりに対するツルヤの自負を感じます。


最後もツルヤオリジナル商品。ジャムです。
ストロベリーやブルーベリーなどの定番商品はあるのですが、
今日手に入れたのは「ほおずき」。
そもそも「食べれるのか、ほおずきって」というところでまず一発やられます。

旬の果実を使った限定商品とのことですが、
こういう勇気のあるものづくりをしているところも好きだ~。
そんな敬意を表したくて、つい購入しました。

ほかに長野県産の素材だけを配合した「地粉」、
軽井沢の有名コーヒー店の豆などもget。

ツルヤは、こうした地産地消系ばかりを扱う
スーパーではないのですが、
棚の隅から隅までに目を凝らすと、
こういうものがズンズン見つかるので本当にうれしくなる。

毎回買い過ぎてしまうのが、ちょっとだけ悩みどころではありますが。(Ö)

2011-05-10

炭水化物がお好き

家の近くにある、気になる食べ物屋さん。



「飯ライス食堂」って……。
ラーメンライスとか焼きそばパンみたいな、
炭水化物on炭水化物がウリなのだろうか。
チャーハンのせ白ご飯、とか。

でもメニューを見るとエスニック料理だったりする。
そしてもつ鍋もイチ押しらしい。……ますます謎だ。

なぜ「飯ライス」なのか、今度聞いてみます。(Ö)

2011-04-11

なぜカエル?

松本の観光名所のひとつが、女鳥羽(めとば)川沿に伸びる縄手通り

今は比較的小奇麗で健全なお店がひしめき合っていますが
20年ほど前まで、シド&ナンシーとかガンズとか、
どこかで見たようなロゴが入ったTシャツやらが1000円で売られていたり、
紫色の細~いエナメルのベルトやきつねのしっぽがぶら下がる露店の並ぶ、
ワクワク度満点の通りでした。

どこからどうインプットされたのかは覚えていないけれど、
縄手通りの名前の由来を「縄で手を縛られた罪人が
みせしめのために歩かされた通りだから」だと思い込んでいました、
ついさっきまで。
ところが実は「縄のように細い道」というのが通説のよう。
ちぇっ、なんだかつまらない。
前者の方が、額に「犬」という入れ墨を入れられた罪人たちが
引きずり歩かされている図とか、想像力がむくむくと膨らむではないか。

ところで、この縄手通り、別名を「カエルのまち」と言います。
先日岐阜に取材に行った際、縄手に行ったことのある人から
「なぜカエル?」という疑問をぶつけられ、
「え~と」と固まってしまった自分。
松本市民としてふがいなく思ったので、調べてみました。

昔は女鳥羽川にカジカガエルが住んでいましたが、
環境が変わってしまった今は声も聞けないので、
「カエルが住む清い環境を取り戻そう」と、
30年くらい前にシンボル化したらしい。
また、いろいろなものが「カエル」楽しい街であること、
という説もあるようです。(ÄwÖ)

この日は松本の酒造が集まってイベントを開いていたこともあり、
けっこうにぎわってました。
松本の地酒については後日詳しくアップしたいと思います。














本格的に春だねえ。